味岡映水-伊藤草園 市松人形 一部式(本着せ・本結び) 本絹 鹿の子絞り

味岡映水-伊藤草園 市松人形
一部式(本着せ・本結び) 本絹 鹿の子絞り
-以下の全ての画像は拡大表示できます-
「味岡映水」は人形の頭(お顔)の制作者として業界でも評価の高い頭師(かしらし)です。
 幼げで奥深さのあるお顔を作り、市松人形以外にもお雛様や童人形などのお顔も作ります。
また、現在は数少ない桐塑頭(とうそがしら)もしくは練頭(ねりがしら)と呼ばれる作り方となります。
これは、桐の木の粉にしょうふ糊を混ぜ、生地抜きをし、胡粉(ごふん)を何度も何度も塗り重ね、1ヶ月程度掛け丁寧に制作しています。

一つ一つが手作りで作られるため、厳密に同じ顔というものは存在しません。また、そのため、商品カタログなどに載せられません。
一般的な石膏頭(せっこうかしら)は金型に石膏を流し込み固めて制作するため、職人の技術が省け大量生産に適し、相当数が海外生産されています。
桐塑頭は、彫が深く精密な作りとなる事から、あたかも生きているような表情が生まれます。ただし、これは職人が適正な技術レベルにある場合です。通常10年ほどの修行を経て適正な技術が身につくといわれています。
非常に高度な伝統技法である桐塑頭ですが、現在は全国でも職人は10人いません。
 この市松人形の制作者は「伊藤草園」の銘となります。
「伊藤草園」は秋田県秋田市に工房「秋田人形会館」と構える雛人形作家「小倉草園」の市松人形製作用の作名となります。
この市松人形は「一部式」もしくは「本着せ」といい、実際に人形のサイズに裁断・縫製した着物一式と帯を着せているという意味になります。
 驚かれる方も多いのですが、一般的に市松人形もお雛様もそのようには作られていません。 それらは「二部式」や「セパレート式」などと呼ばれ、本物の着物の形ではなく、着ているように見える衣装を上半身と下半身用に分けて作ります。 また、着物が乱れないようにする帯ですが、一般的には巻いているように見えるだけとなります。 その方が、職人の技術を大幅に省略することができ、着せ付け後もキレイに仕上がやすいのです。
 一方こちらの「本着せ」では、生地と人形との間の空間を適量にすることで、ゆったりと上品に佇む仕上りとなります。 そこには、ゆったりしすぎるとだらしなくなり、きつすぎると窮屈になる細かい着せ付けの妙があります。そして「本着せ」の人形は帯も「本結び」となります。
二人の制作者によるこだわりの市松人形となりました。
ご注文前に必ずお読みください。
1) こちらは衣装も含め制作が1つのみです。ご覧の市松人形が御届けとなります。
2) 併せて人形ケースをご希望の場合はお問い合わせください。
3) ディスプレイによって色が違って見える場合があります。
商品の特徴や仕様について
制作 および 仕様
お顔の制作(頭師) : 味岡映水(あじおかえいすい)
衣裳の着せ付け (着付師): 伊藤草園(いとうそうえん)
サイズ 寸法
幅24cm 奥行18cm 高さ51cm
飾り付けに必要なスペースは、表記のサイズよりも少し広めに取った方が飾りやすいでしょう。
販売価格
¥120,000-
お気に入りに追加する

その他の連絡事項

お雛様を見る

作家別にお雛様を見る

大きさ別にお雛様を見る

そのほかの種類わけを見る

雛人形のお道具を探す