鈴甲子雄山・平安道斎

根っからの職人であった甲子八(きねはち)の職人魂は当代にも受け継がれています。

鈴甲子雄山・平安道斎の五月人形
すずきねゆうざん・へいあんどうさいのごがつにんぎょう
現在、四代目まで続いている名門甲冑工房。日本全国に所蔵される鎧兜を実地に調べ研究精進を重ね、荘厳華麗で力強い作風が持ち味の甲冑界の雄です。
昔ながらの飽きのこないデザインで多くの人に愛されている鈴甲子雄山の鎧兜です。
また、雄山工房で最上級の仕立てを施した甲冑には、「平安道斎」というブランド名があたえられます
1),創業100余年続く老舗
 初代「甲子八」の教えを守り、確かな技術と情熱を持って甲冑作りに精進。その品質の高さから、全国有名百貨店において常に陳列されています。
※作家名は「鈴甲子」や「平安道斎」以外にも、工房内の各職人それぞれの作名になる場合もあります。
2),色の配色を研究
 その昔、「大鎧」と区別される甲冑には、現在でいう礼服のような正式で格式を重んじて制作されたものもありました。
 そしてそのような鎧には、「威し糸」を様々な色に染め、様々な色で彩ることもされました。 鈴甲子雄山では、そういった形式美を取り入れた色使いの甲冑も多数あります。
3),完成度の高い甲冑の仕上り
 鈴甲子雄山の甲冑には、細かな細工や部品が多く使われます。その細かな部品一つ一つが職人技の結晶であり、それを精巧に組み上げることで雄山の甲冑がうまれます。
 「三分の一」や「四分の一」といったサイズの大き目なタイプのみならず、「五分の一」や「六分の一」といったコンパクトなサイズであっても、より細部が際立つ技を見せています。
4),伝統工芸士が多数在籍
 鈴甲子雄山工房には、多数の伝統工芸士が在籍されています。
 国宝模写・甲冑・威し・箔押し・人形作りなどのそれぞれを得意とする専門の技術をそれぞれの職人は研鑚しているため、工房全体の品質と生産量が上がります。
 また、製造に必要な新しい機器・機材の研究も早くから取り組み、新しいチャレンジも続ける活発な社風があります。

鈴甲子雄山

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