随身と官女
こちらのセットには、随身と座り官女という少し変則的な飾りをしています。もともと三人官女は、女性の官職を与えられた方々であり、そのなかでも中心に座するは最も
格式のある年長者であり既婚者が選ばれました。多才であり指導力のある有能な女性ということになります。
また、随身は左大臣・右大臣と呼び、左上位のしきたりからも向かって右が左大臣(老人)であり左が右大臣(若者)となります。どちらも有能な官職であり左大臣は知識・知恵を
司り、右大臣は武力や胆力を意味し、ともに親王を厄災から守るとされています。