細部の装飾の芸術性
兜や鎧全身にある金物細工には隙間なく金箔押しが施され、無数の雀が戯れる様子が表現されています。
兜両面の吹き返しには、向かって右に 藤と桐、左に菊と蔦の金物が配置され、
春と秋を表現するとも、春日大社の紋である藤花と朝廷の菊桐紋を組み合わせた意匠であるともいわれています。
また、雄山の兜は、正面・横・後ろすべての見え方が等しく三角形のバランスを保っています。
実際の春日大社の兜を見ると同様のバランスであることがわかります。
金具の装飾のみならず、兜のシルエットも同様に仕立てる苦心がうかがえます。